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こんにちは、市民生活環境部長の松本です。
7月に入り暑い日が続いており、これからいよいよ夏本番を迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。旅行やレジャーなど楽しいイベントを予定されている方も多いと思いますが、体調管理、特に熱中症には十分ご注意いただき、この夏を乗り切りましょう。
さて、今回は暑さをしのぐための施設として「クーリングシェルター」をご紹介します。
今年の夏も全国的に平年よりも気温が高くなると予想されていますが、毎年これからの時期には、「観測史上最も暑い夏」、「残暑はいつまで」などとニュースで取り上げられるようになります。特に、都市部では「ヒートアイランド現象」により気温が上昇しやすいと言われており、高齢者や乳幼児を中心に熱中症のリスクが高まります。
高槻市における熱中症による救急搬送者数は近年増加傾向にあり、昨年は約300人と過去最高となりました。このうち、高齢者の救急搬送者数が約7割を占め、外出中に搬送される方が多くなっています。
こうした中、高槻市では、危険な暑さから市民の皆様を守るために、誰もが無料で利用できる空調設備が整った施設を「クーリングシェルター」として今年4月に指定しました。
公民館や図書館などの公共施設だけでなく、民間事業者の皆様にもご協力をいただき、市内約70カ所を開放していますので、暑い日の外出時に少し休憩する場所として、気軽にご利用ください。
ご利用可能な時間帯については、施設によって異なりますので、事前にホームページでご確認ください。
環境省「指定暑熱避難施設リーフレット(一部抜粋)」
熱中症を予防するためには、暑い日の外出時に涼しい場所で少し休憩することや、こまめに水分・塩分を補給すること、適切な食事と十分な睡眠で体調を整えることが重要です。さらに、事前に情報を収集して、暑さに備えると、より熱中症を避けることができます。
気温や湿度が上昇し、危険な暑さが予測される際には、国から「熱中症警戒アラート」が前日または当日の朝に発表されます。さらに、過去に例のない危険な暑さとなり、重大な健康被害が予測される時には、前日のうちに「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。これらは、ニュースや天気予報、環境省のホームページなどで知ることができるほか、メール配信サービスやSNSを活用して情報を入手することもできます。
ご自身やご家族を守るためにも、厳しい暑さが予想される日に熱中症に備えるために、暑さに関する情報を入手できるように心がけてください。
熱中症警戒アラート等メール配信サービス(環境省「熱中症予防情報サイト」)<外部リンク>
おおさか暑さ情報@大阪府(公式X(大阪府暑さ対策情報ポータルサイト))<外部リンク>
環境省「熱中症警戒アラート(ポスター)」
まだまだ暑い日が続きます。「クーリングシェルター」などの涼しい休憩場所や、暑さに関する情報を活用しながら、楽しく夏をお過ごしください。
松本 憲道
1970年(昭和45年)生まれ。高槻市民。2021年(令和3年)4月から現職。