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雅楽の篳篥(ひちりき)の吹き口の素材として唯一、宮内庁に納められているヨシが生育する高槻市では、そのヨシ原を貴重な財産として保全するため、「雅楽の楽器「篳篥」用ヨシ保全コンソーシアム」を令和7年6月に設立。21日に、同コンソーシアムの事業として新たな鵜殿のヨシの育成の取り組みが始まることを記念し、鵜殿のヨシ原で「開始式」が開催されました。
本市の鵜殿のヨシは、古来、雅楽の主旋律を奏でる篳篥の蘆舌(ろぜつ=吹き口)の素材に用いられ、唯一無二のものとして宮内庁式部職楽部に納められるなど、今日まで雅楽を支え続けてきました。日本の伝統芸能にとって極めて重要な財産であると同時に、本市にとっても先人が守り続けてきた誇るべき地域資源であることから、継続的なヨシの育成に取り組むため、令和7年6月に、雅楽協会、地元の鵜殿のヨシ原保存会、上牧実行組合と高槻市、オブザーバーとして文化庁、国土交通省による「雅楽の楽器「篳篥」用ヨシ保全コンソーシアム」を設立しました。21日、この日から同コンソーシアムの事業が本格的に開始することに伴い、実際に作業を行う鵜殿ヨシ原の現地で開始式が開催。開始式に参加した同コンソーシアム代表の小野真龍一般社団法人雅楽協会代表理事は「昨年6月にコンソーシアムが設立され、今日その作業初日を無事迎えられたことに深い感慨を覚えます」、濱田市長は「今回の取り組みは、文化財である雅楽そのものだけでなく、雅楽を支えるヨシを貴重な文化資源、地域資源として育成するという先駆的なもの。国民の財産であるヨシを守る活動が成功することを願っています」と話しました。