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令和7年6月2日(月曜日)午後1時30分から
本館2階 全員協議会室
公開の可否:可
健康福祉部地域共生社会推進室
39名
7名
社会福祉法施行令第2条第1項、高槻市社会福祉審議会条例第7条第1項及び高槻市社会福祉審議会規則第5条第2項の規定に基づき、委員長が専門分科会及び部会に所属する委員を指名。
(1)各専門分科会・地域共生社会推進部会報告
令和6年度における各専門分科会及び地域共生社会推進部会の審議内容を、各会長または職務代理者から報告。
■高齢者福祉専門分科会
令和6年度高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和6年度の開催は3回でございます。
第1回は、令和6年6月3日に高槻市社会福祉審議会総会にあわせて開催し、会長の選任及び職務代理者の指名を行いました。
高齢者福祉専門分科会会長には、河野公一委員が選出され、職務代理者にはわたくし薦田(薦田 優子)が指名されました。
第2回は、令和6年7月24日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中8名であり、傍聴者数は6名でした。
主な議題は、
1 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画進捗状況(令和5年度)について
2 地域包括支援センター運営状況(令和5年度)等について
でございました。
計画の進捗状況に関する審議の中で、すこやかテラスでのスマホ講座について質問があり、事務局よりスマホ講座受講者の声などについて説明がありました。
また、チームオレンジについて質問があり、事務局より活動や取組内容などの説明がありました。
これらの審議の後、計画に沿った運営がなされていたと評価いたしました。
続いて、地域包括支援センター運営状況等に関する審議の中では、地域包括支援センターへの相談に至っていない方に向けた相談勧奨や周知について、ご意見・ご質問があり、事務局より地域包括支援センターの事業案内のパンフレットを活用し、周知を図っていくとの説明がありました。
これらの審議の後、適正に運営されていることを確認いたしました。
第3回は、令和7年2月20日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中8名であり、傍聴者数は4名でした。
主な議題は、
1 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画進捗状況(令和6年度上半期)について
2 地域包括支援センター運営状況(令和6年度上半期)等について
3 地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定について
でございました。
計画の進捗状況に関する審議の中で、終活支援に関する取組について質問があり、事務局よりすこやかテラスにてエンディングノートの紹介などをテーマとした講座を開催しているとの説明がありました。また、日常生活自立支援事業について質問があり、事務局より実施機関である社会福祉協議会の実施体制などについて説明がありました。これらの審議の後、計画に沿った運営がなされていたと評価いたしました。
続いて、地域包括支援センター運営状況等に関する審議の中では、ケアマネジャーの処遇改善などについて意見がありましたが、運営について適切になされていることを確認いたしました。
最後に、地域密着型サービス事業者の指定及び介護予防支援事業者の指定について説明があり、施設整備計画の進捗状況についての質問に対し、事務局より順調に整備を進めているとの説明がありました。
■障がい者福祉専門分科会
令和6年度高槻市社会福祉審議会障がい者福祉専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和6年度の開催は2回でございます。
第1回は、令和6年6月3日に社会福祉審議会総会にあわせて開催し、会長の選任及び職務代理者の指名を行いました。
障がい者福祉専門分科会会長には、わたくし岡村(岡村委員)が選出され、職務代理者には秋山 宗由委員を指名いたしました。
第2回は、令和6年8月2日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中8名であり、傍聴者数は1名でした。
主な議題は、
1 第2次高槻市障がい者基本計画の令和5年度実績について
2 高槻市第6期障がい福祉計画及び第2期障がい児福祉計画の令和5年度実績について
でございました。
まず、議題1では、事務局から第2次高槻市障がい者基本計画に掲載している主な事業の令和5年度実績の報告についての報告がございました。
委員からは、虐待や成年後見などの権利擁護に関するものの他、社会参加に関する相談支援体制の強化、地域生活での支援施策及び障がい者理解に関する具体的な取組内容について、質問や意見が示されました。
また、コミュニティソーシャルワークに関する活動実績に関する意見については、事務局から引き続き相談者のニーズや障がい特性等に対して柔軟に対応できるよう努めていくとの回答がありました。
次に、議題2について、事務局から高槻市第6期障がい福祉計画及び第2期障がい児福祉計画の令和5年度実績についての報告がございました。
委員からは、地域生活支援拠点等が有する機能の充実や、福祉施設から一般就労への移行等について、質問や意見が示されました。
また、医療的ケア児等コーディネーターの医療関係での配置改善に関する意見については、事務局から計画目標の達成に向けて、医療機関との調整を進めているとの回答がありました。
■児童福祉専門分科会
令和6年度高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和6年度の開催は4回でございます。
第1回は、令和6年6月3日に高槻市社会福祉審議会総会にあわせて開催し、会長の選任及び職務代理者の指名を行いました。
児童福祉専門分科会会長には、わたくし寺見(寺見陽子委員)が選出され、職務代理者には近棟健二委員を指名いたしました。
第2回は、令和6年10月30日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中10名であり、傍聴者数は4名でした。
主な議題は、
1 「第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画」令和5年度進捗状況報告等について
2 (仮称)高槻市こども計画について
でございました。
まず、第四次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画について、計画の基本理念及び5つの基本目標に係る施策の令和5年度の進捗状況について報告を受けました。ひとり親家庭を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、安心して子育てができる環境と経済的な安定を図るためにも、引き続きひとり親家庭の子育てと就業の両立に向けた支援が必要であるとの報告を受けました。
次に、(仮称)高槻市こども計画については、こども基本法に基づき、更なるこども施策の推進を図るため、高槻市こども計画の策定を進めていくことと、そのスケジュール及び計画素案に関する説明があり、その内容について審議を行いました。委員からは、高槻市独自の子ども施策に関するご意見や計画の策定時期に対するご質問など、それぞれの立場から、本計画策定にあたっての様々なご意見が示されました。事務局からは、質問に対する回答とともに、本計画の在り方や考え方などについて、説明がありました。
第3回は、令和6年11月27日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中6名であり、傍聴者数は1名でした。
主な議題は、
1 (仮称)高槻市こども計画の策定について
でございました。
前回の審議内容を踏まえて計画素案に追記修正された箇所についての説明があり、修正後の計画素案の内容についての審議を行いました。
委員からは、こどもの意見聴取や中間見直しに向けた取組など、素案全体を通しての意見がございました。
これを受け、最終素案については、委員から出された意見を踏まえて、会長と事務局において調整を行い、パブリックコメントを実施していくことを確認いたしました。
第4回は、令和7年2月12日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中9名であり、傍聴者数は3名でした。
主な議題は、
1 「高槻市こども計画」(令和7年度から令和11年度)の素案に対する意見募集(パブリックコメント)の実施結果について
2 令和7年4月に認可を予定する小規模保育事業所について
3 令和7年4月に認可を予定する乳児等通園支援事業について
でございました。
「高槻市こども計画」については、事務局より、昨年12月から1月にかけて実施したパブリックコメントの結果が示され、個人21名、4団体から寄せられた、合わせて111件の意見に関する報告がございました。意見の内訳は、「序章 はじめに」に関するものが13件、「第1章 こども・若者や子育てを取り巻く状況」に関するものが19件、「第2章 計画の基本的な方針」に関するものが10件、「第3章 施策の展開」に関するものが63件、「計画対象外」のものが6件ありました。寄せられた意見のうち6件については原案を修正し、残り105件については原案どおりとする旨の説明がございました。
委員からは、グラフの表示方法や子どもへの意見聴取などについての意見が出されました。
これを受け、委員からいただいた意見を踏まえて会長と事務局において調整を行い、最終計画案としてとりまとめることを確認いたしました。
次に、小規模保育事業の認可については、令和7年4月に認可を予定している小規模保育事業所3施設について、各種基準条例等の基準に合致しているか等について審議を行い、承認いたしました。続いて、乳児等通園支援事業の認可については、令和7年4月に認可を予定している乳児等通園支援事業所2施設について、基準府令に合致しているか等について審議を行い、承認いたしました。
■民生委員審査専門分科会
令和6年度高槻市社会福祉審議会民生委員審査専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和6年度の開催は4回でございます。
なお、民生委員審査専門分科会は非公開とされています。
第1回は、令和6年6月3日に高槻市社会福祉審議会総会にあわせて開催し、会長の選任及び職務代理者の指名を行いました。
民生委員審査分科会会長には、わたくし𠮷里(𠮷里泰雄委員)が選出され、職務代理者には高須賀嘉章委員を指名いたしました。
第2回は、令和6年6月17日に開催いたしました。委員総数7名全員の出席がございました。
主な議題は、
1 民生委員児童委員候補者の審議について
でございました。
地区を担当する民生委員児童委員7名の委嘱候補者について、審議を行いました。また、解嘱者5名について、事務局から報告がございました。
第3回は、令和6年10月24日に開催いたしました。出席委員は、委員総数7名中5名でした。
主な議題は、
1 民生委員児童委員候補者の審議について
2 令和7年民生委員児童委員一斉改選等について
でございました。
地区を担当する民生委員児童委員2名の委嘱候補者について、審議を行いました。また、解嘱者2名について、事務局から報告がございました。
続いて、本年12月1日付けの民生委員児童委員一斉改選のスケジュールについて、事務局より説明がありました。
第4回は、令和7年2月19日に開催いたしました。委員総数7名全員の出席がございました。
主な議題は、
1 民生委員児童委員候補者の審議について
2 令和7年民生委員児童委員一斉改選等について
でございました。
地区を担当する民生委員児童委員8名及び主任児童委員1名の委嘱候補者について、審議を行いました。また、解嘱者6名について、事務局から報告がございました。
続いて、一斉改選のスケジュールについて、再度、事務局より説明がありました。
■地域共生社会推進部会
令和6年度高槻市社会福祉審議会地域共生社会推進部会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和6年度の開催は2回でございます。
第1回は、令和6年6月3日の高槻市社会福祉審議会総会にあわせて開催し、会長の選任及び職務代理者の指名を行いました。
地域共生社会推進部会の会長には、わたくし𠮷里(𠮷里泰雄委員)が選出され、職務代理者には筒井のり子委員を指名いたしました。
第2回は、令和6年6月28日に開催いたしました。出席委員は、委員総数17名中15名であり、傍聴者数は3名でした。
主な議題は、
1 第4次地域福祉計画・地域福祉活動計画の進行管理について(中間評価)
2 重層的支援体制整備事業実施計画の改訂について
でございました。
まず、令和3年度から令和8年度までを計画期間とする「第4次高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画」の進行管理としまして、令和5年度の取組状況の報告を受けるとともに、策定から3年が経過し、計画の半期を迎えたことから、中間評価として、これまでの取組状況の総括と市の今後の方向性などについて、事務局から説明がございました。
なお、令和5年度から開始された「重層的支援体制整備事業」については、地域福祉計画と一体的に進行管理を行うことから、計画に掲げる各関連事業に併せて説明がございました。
主な内容として、基本目標1「包括的な相談支援体制をつくる」では、令和5年度からの重層事業の開始に伴い、高齢・障がい・生活困窮・子ども分野の相談支援業務関係課に『相談連携推進員』を、重層事業の一部を受託する市社協には『多機関協働コーディネーター』をそれぞれ配置したほか、福祉相談支援課を権利擁護に係る地域連携ネットワークの中核機関として位置付けたことなど、この間の相談支援体制の強化について、報告がありました。また、市社協に配置するCSW(コミュニティソーシャルワーカー)については、計画で定める地域包括支援センターとの同数配置に向けて、段階的な増員が図られているとのことでした。
基本目標2『支え合い、共に生きる地域をつくる』では、長期に及んだコロナ禍の影響により、地域活動そのものが制限を余儀なくされておりましたが、感染症対策や様々な工夫を講じながら地域の団体等を支援し、現在は、従前の活動を概ね取り戻しているとの報告がございました。
また、子どもから高齢者まで全ての人が、地域とのつながりの中で、いきいきと暮らせる地域共生社会モデルとして、本部会での審議を経て、令和5年度に策定した『(仮称)地域共生ステーション整備基本計画』に基づき、希望や安心とにぎわいあふれる(仮称)地域共生ステーションの整備を、引き続き進めていくとのことでした。
基本目標3「地域や福祉の人材をつくる」については、基本目標2と同様、コロナ禍により、活動が制限される中、様々な工夫を凝らしながら人材づくりに向けた各種取組や事業を継続するとともに、人権や福祉など、地域の様々なテーマに対する啓発活動の実施について、報告がございました。
令和6年度以降の計画期間についても、地域共生社会の実現に向けて、引き続き、計画に定める各種事業の一層の推進を図るとともに、重層事業を実施する中で、更なる分野間連携の促進による多機関協働支援体制の強化や、様々な分野で活動する団体・NPO・企業など、多様な主体が参画・協働できる場づくり等の取組を進めていくとのことでした。
委員からの各事業の取組状況や実績等に対するご意見・質問に対する事務局の回答をもって、本部会としては、概ね計画に沿った取組が進められているものと評価したところでございますが、事務局には、委員からの意見等を十分に踏まえ、引き続き、取組の推進を図っていただくよう、提言いたしました。
次に、令和5年3月に策定いたしました「重層的支援体制整備事業実施計画」について、事業を開始した令和5年度から第4次地域福祉計画の終期である令和8年度までの間、毎年度、評価見直しを行うこととしていることから、その年度見直しに伴う一部改訂について、審議を行いました。
主な見直し内容として、地域づくりに向けた支援における、多様な主体が集い・学び合うプラットフォームの展開や新たな場づくりの推進にあたって、市社協の地区担当職員を新たに「地域づくりコーディネーター」として位置付けて実施していくことが盛り込まれたほか、市の機構改革に伴う所属名の変更等を反映した改訂案について事務局より説明がございました。
これについて、委員から特段意見等はなく、本部会として改訂について了承いたしました。
(2)その他(意見、質疑応答)
(委員)
地域共生社会の実現を目指す中で、外国籍の住民の方の多文化の共生について伺いたい。特に災害時における外国籍の方への支援、生活困難になった外国籍の方への支援、文化やルールが違うことによる周りの住民とのトラブル、無国籍になった子どもについて、伺いたい。昨今、25万人以上の外国籍の方が大阪におられ、高槻市でも増えていると思うが、市での相談窓口や計画はあるのか。
(委員)
地域共生社会推進部会長としては、包括的な相談支援体制の整備の強化を進める中で、外国籍の方を対象に含め対応が行われるよう相談支援体制の強化が図られているものと認識している。
(事務局)
外国籍の方への災害時の対応や相談窓口については、危機管理室や人権・男女共同参画課の所管となるが、外国籍の方々の福祉的な課題や複合的な課題は、先程職務代理者から報告があった重層的支援体制整備事業において、複合課題等の解決に向けた支援を行っていくという所で、多文化共生についても課題の一つと捉え、対応が必要になれば、関係課や市社会福祉協議会等と連携を図りながら、支援を行いたいと考えている。
次回の社会福祉審議会総会の開催については、審議すべき事項が特になければ来年度の開催となり、本日総会終了後に、民生委員審査専門分科会及び児童福祉専門分科会を開催すると連絡を行った。また、域共生社会推進部会は6月26日に開催予定であること、今年度のその他の各専門分科会の開催については、改めて連絡することを事務局から報告。