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熱中症に注意

ページID:002957 更新日:2025年7月4日更新 印刷ページ表示

熱中症は、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かないことにより、体内に熱がたまり、筋肉痛や大量の発汗、さらには吐き気や倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識障がいが起こります。

急に気温が高くなるなど気温の変化が激しい時は、熱中症になりやすいので注意が必要です。水分補給をしっかりするなど熱中症対策を十分にとり、元気に夏を過ごしましょう。

主な症状と対処方法

重症度 症状 対処方法

1

(軽症)

  • 意識ははっきりしている
  • 手足がしびれる
  • めまい、立ちくらみがある
  • 筋肉のこむら返りがある(痛い)

<現場で対応し経過観察する>

涼しい場所へ避難して服をゆるめ首の周りや脇の下、太もものつけ根などを冷やし、

少しずつ水分・塩分を補給しましょう

誰かがついて見守り、良くならなければ医療機関を受診しましょう

2

(中等症)

  • 吐き気がする・吐く
  • 頭ががんがんする(頭痛)
  • 体がだるい(倦怠感)
  • 意識が何となくおかしい

<医療機関を受診>

速やかに医療機関を受診しましょう

3

(重症)

  • 意識がない
  • 呼びかけに対し返事がおかしい
  • 体がひきつる(けいれん)
  • まっすぐ歩けない
  • 体が熱い

<救急車要請>

救急車を呼び、到着までの間は冷却しましょう

予防のためのポイント

暑さを避ける

暑い日は無理な外出を控え、室内ではエアコン等で温度をこまめに調整しましょう。

エアコンを利用して熱中症予防のイラスト

服装を工夫する

涼しい服装を心掛けましょう。通気性がよく、汗を吸って服の表面から蒸発させることができるものが理想です。

  • ゆったりした服装にする
  • 襟元をゆるめて通気する
  • 吸汗・速乾素材を活用する
  • 炎天下では、輻射熱(ふくしゃねつ)を吸収する黒色系の素材を避ける 
     輻射熱…日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱
  • 日傘や帽子を使う(帽子は時々はずして、熱の蒸発を促しましょう)

こまめな水分補給

「水分を摂り過ぎると、汗をかきすぎたりバテてしまうのでかえってよくない」というのは間違った考え方です。また、軽い脱水状態のときにはのどの渇きを感じません。のどが渇く前、あるいは外に出る前から水分を補給しておくことが大切です。また、水分をビールなどのお酒で補給するのは逆効果です。汗をかいたときには、塩分補給も忘れずに。

水を飲む人のイラスト

体調を整える

睡眠不足や風邪ぎみなど、体調のすぐれない日は、熱中症のリスクが高まります。そういうときは、暑い日中の外出や運動は控えてください。日頃から栄養バランスの良い食事を摂り、ウオーキングなどで体力づくりをしておくことも重要です。

高齢者の注意点

  • 体内の水分が不足しがちです
    高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ないうえ、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします
  • 暑さに対する感覚機能が低下しています
    加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります
  • 暑さに対する体の調節機能が低下します
    高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります

また、就寝中にも水分が失われます。枕元に水差しを置くなどして、水分の補給に努めましょう。
周囲の方々の配慮も必要です。高齢者がどの程度水分を取っているかを把握して、こまめに水分を取るように促しましょう。

子どもの注意点

子どもは、汗腺をはじめとした体温調節機能がまだ十分に発達しておらず、高齢者と同様に熱中症のリスクは高いので、注意が必要です。

  • 顔色や汗のかき方を十分に観察
    顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇しているかもしれないので、涼しい環境下で休息をとりましょう
  • こまめな水分補給
    のどの渇きに応じて適度な水分補給をしましょう
  • 日頃から暑さに慣れる
    適度に外遊びをし、暑熱順化を促進させましょう
  • 服装を選ぶ
    保護者等が環境条件に応じて衣服の着脱を促しましょう

障がいのある人の注意点

障がいの中には、汗をかけない・体温調節ができないなどもあります。また、のどが渇いていても気づかない・自分で水分が摂れない・汗をふけないため体温が下がりにくい場合もあります。まわりの人は体調の変化に気を付け、早めの水分補給などの声かけをしましょう。

  • 外出の前日や当日の朝にできること
    前日は十分な睡眠をとりましょう。当日の朝は、朝食と水分をしっかりと摂り、体温を測るなど体調を確認しましょう
  • 外出前に調べておきたいこと
    外出のルートで、日陰になる場所、障がい者用トイレ、エレベーターなどがどこにあるのか調べておきましょう
  • 服装の注意点
    汗で濡れた服を着続けていると、通気性が悪くなり体温が下がりにくくなります。吸湿性・速乾性のある素材でできたものを着用すると良いでしょう

クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)

市では、熱中症特別警戒情報発表時に開放する「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」を指定しています。クーリングシェルターは、暑さをしのぐため誰でも避難ができる冷房設備が整った施設です。熱中症特別警戒情報が発表されていない時でも、日常的に暑さをしのげる場所として開放します。

対象の施設など詳しくは、クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の指定のページをご覧ください。

クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の指定

熱中症特別警戒情報…大阪府内全ての暑さ指数情報提供地点において、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等に発表されます。詳しくは、環境省熱中症予防情報サイトをご覧ください。

環境省熱中症予防情報サイト(熱中症特別警戒情報とは)<外部リンク>

熱中症声かけプロジェクト

市は、「熱中症予防声かけプロジェクト」に参加しています。その活動の一環でのぼりの設置やポスターの掲示などを行い、普及啓発に努めています。

熱中症予防声かけプロジェクト<外部リンク>

熱中症予防に関する情報サイト

熱中症予防に関する各種情報サイトがあります。知りたい内容によってご活用ください。